930(4)

次は、二人乗りの世界ですね。

この曲は印象にあまり無いかも知れませんが、Tao時代からある曲ではあるんです。
ライブでもたぶん一回くらいはやったことがあったかと。
でも、ソロ活動もやっていた時期に出来たものだと思います。
いずれにしても、かなり昔に作られて、だいぶ長いこと放置されていた曲でした。

理由は簡単。
アコギ一本でやると間を持たせるのが大変だから。

私、根が恥ずかしがり屋さんなので、間を埋めたくなっちゃうんですよ。
喋りも、歌も。
それなりにスカスカでも成立するじゃん、とか思えるようになったは割と最近です。

そんな曲なので、Tao時代にやろうとしていたアレンジとはだいぶ
方向性が変わってしまいました。

この曲のテーマは、ローファイです。
あえて、全てのマイクをダイナミックマイクで録音しました。
ってか、SM57と58しか使っていません。

録音して、ミックスしてから思ったのですが、
別にほかの曲と比べて、クオリティ上浮いている事もないですよね。
これがレコーディングの残酷なところです。
ググって貰えば解りますが、C-414ULSと言うマイクと
SM58と言うマイクは価格で言えば10倍位の開きがあります。
でも、どっちも別に悪くない。
結局のところ、どこを目指すかだけ、と言うことになります。

レコーディングなどの機材を揃え始めた10年前、web上の先達は
60~80点の音を録るなら58で十分とさかんに書いていました。
当時、「そんな馬鹿な」と思っていましたが、今ならその意味もわかります。

と言うか、前回halfsingerを録ってわかっていました。
30’s Bluesのボーカルは58で録ったので。
私の声に58が合うのが解ってた上での、今回の試みだったです。

作業としては、まず打ち込みでテキトウなリズムトラックを作り、
そこに仮ギターと仮ボーカルをいれ、それを持ってスタジオでドラム録りをしました。
ドラムもローファイに録りたかったので、
敢えてマイクはベードラとスネアとトップの三本だけ立てました。
これだけでも良かったのですが、念のためハイハットにも立てたら
結果的にそちらの方がよかったので結局四本です。
前述のとおり、全部57か58。潔い音が録れました。

ここで何を血迷ったか仮ギターを差し替える前にボーカル録りをします。
ってか、実はスタジオに入って一日でドラムもボーカルも録っちゃったんですね。
鼻炎で鼻炎テープ張りつつのボーカル録音でした。

で、ギターを録って、ベースを録りました。
リードだけ別に録りました。
それだけです。ローファイでシンプル。
イメージとしてはスリーピースのバンドですね。
手数が少ない感じを敢えて出しています。
ちなみに、スリーピースを意識して、ベースの定位も
センターをわざとはずしています。

アコギが全く入っていない曲はたぶん竹田の曲の中で初めてです。
コーラスが入ってないのも、たぶんそう。

コーラスはなんか録ったような気もするのですが、
結局オッケイデータに全く残っていないので、
イケてなくて途中で消したんでしょうね。
いい加減ですみません(笑
2013/03/27(Wed) 23:46:38 | CD/レコーディング
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